福田円ゼミナール

リサーチペーパーの制作

構想報告

構想報告は、リサーチペーパーの制作をはじめるにあたって、

①そのテーマ、問題意識、研究の目的が妥当なものであるか、

②研究の目的に対する研究の手法、さらにはペーパーの項目立てが適当であるか、

③どのような結論が見込まれ、結論から得られる意義はどこにあるのか、

をゼミの仲間や教員と議論する場です。

 

ですから、報告者は議論の「たたき台」となるような配布資料を用意して、ゼミで報告する必要があります。そうでないと、報告者と聞き手であるゼミメンバーとの間で問題点を共有できず、生産的な議論をできなくなってしまいます。

 

リサーチペーパーの構想報告では、以下①~④の内容を、A4で2枚から4枚にまとめてください。一度に複数の人が報告しますので、それをできるだけA4かA3の裏表1枚にまとめ、ゼミの人数分印刷してください(見本はこのページの下部からダウンロードできます)。

 

①タイトル(サブタイトル)

絞り込まれた問題関心と研究の特徴を端的に提示してください。

 

②概要

研究の目的、その背景となる事柄、研究の手法・手順、研究の特徴(独自性)と予想される結論などを文章化してください(箇条書きではダメです)。

 

③項目立て

論文の中身となる項目を、節(必要であれば項)に分けてきちんと書いてください。「はじめに」で述べたことを、本文では実際にどのような手順で論じていくのかを示すために、項目立てはとても重要です。

 

④参考文献・資料リスト

これまでのテーマの絞り込みをどのような文献に依拠して進めてきたのか、「はじめに」で示したような問題を明らかにするために充分な資料があることを示してください。

 

構想報告における最大のポイントは、「はじめに」で論証したい疑問が明確に示されているか、それは論証可能で、その疑問を明らかにすることに一体どのような意味があるのかを見つめなおすことです。ですから、①から④が相互に矛盾なく仕上がっていれば、ゼミでは生産的な議論ができ、その後スムーズに作業を進めることができると思います。

 

また、発表内容以外についても、いくつかのマナーがあります。その一つが、配布資料における表記のルールです。「文献・資料リスト」の見本と「表記の注意」を参考に、準備をしてください。もう一つ重要なことは、発表時間と発表の準備です。一人の発表時間は限られており、配布資料に記載したことをすべて説明することができないこともありますので、配布資料を作成したところで終わらず、要点を簡潔に説明する練習をきちんとしておいてください。

構想報告配布資料の見本
ゼミで構想報告を行う際の、配布資料の見本です。
ゼミ論グルワ構想報告の様式.pdf
PDFファイル 107.9 KB

 ©2013 Madoka Fukuda.